米軍ヘリの窓枠(重さ約7.7キロ、約90センチ四方らしい)が小学校に落ちた件(一昨年)
一昨年に沖縄県の小学校のグラウンドに米軍ヘリの窓枠が落下した事件が起きた際に、
弁護士ドットコムニュースにコメントした記事
沖縄の小学校に米軍ヘリの窓落下…被害者が出ても、日本の裁判所が米軍人の刑事責任を問えない理由
が公開され、マイベストプロ北海道のコラム(2017年12月24日)で補足して次のことを述べていました(コラムを加除修正しました。)。
体育の授業中でもあったので、小学生や教職員に窓枠が直撃しなかったのが不幸中の幸いでした。
米軍の飛行機は、沖縄の上空だけを飛行しているわけではありません。
米軍の基地・施設は、沖縄に集中してはいますけれど、沖縄にだけあるわけではなく、東京の都心を含めて各地に所在しています。
北海道には米軍の施設等は無いようです。
しかし、訓練等で道民の頭上を飛行することはありますので、「他人事」ではありません。
ヘリコプターから落下してきた物に衝突する危険はなかなか想像できないかもしれません。
仮に自衛隊や民間機により生じた事故の場合は、日本の裁判手続において、民事責任(賠償責任)や刑事責任は追及することができるでしょう。
しかし、米軍機により生じた事故については、日本国内の事故であるにもかかわらず、日本の裁判で責任を追及することは期待できません。
独立国としてあるいは独立国の国民として、主権とプライドを取り戻したいものです。
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